冬の北海道といえば流氷!ツアー旅行で流氷を見に行こう!

冬の北海道を代表する観光といえば流氷を挙げられます。オホーツク海を漂い、時には埋め尽くす流氷は極寒の季節でなければ見ることのできない絶景です。

今回は、北海道観光の中でもぜひ足を運びたい流氷観光について紹介します。

流氷ってどれくらい有名?

冬になると北海道に流氷がやってくるということは知っていても、実際に流氷を見たことがある方はどれくらいいるのでしょうか。テレビでは見たことがあっても現地で生の流氷を見た経験がある方は意外と少ないかもしれません。

そこで、実際に流氷を見たことがあるのかアンケートでうかがってみました。

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【質問】

流氷をみたことが有りますか?

【回答結果】

はい:114名

いいえ:386名

調査地域:全国

調査対象:年齢不問・男女

調査期間:2016年12月19日~2016年12月23日

有効回答数:500サンプル

流氷を見たことない人が圧倒的多数!でも実はチャンスがないだけ

アンケートの結果「いいえ」と回答した方が386名で「はい」と回答した方の3倍以上にもなりました。

・見たいと思っているがなかなか見るきっかけがなく見たことがない。(30代/男性/自営業(個人事業主))

・残念ながら北海道に行ったのにスケジュールの都合で見た事がない。(50代/女性/パート・アルバイト)

見たことがない方の場合、みたい気持ちはありつつもチャンスがないという理由が多くあるようです。では、見たことがある方の回答を見てみましょう。

・流氷を見るツアーへ友人と行きました。一度は見られずに翌年再チャレンジしました。(40代/女性/無職)

・網走に行った際に見ました。その年はあまり流氷が来てなかったのですが、それでも迫力はありました。(30代/女性/パート・アルバイト)

実際に流氷を見た方はツアーに参加しているケースが多くあるようでした。ツアーなら流氷がやってくる時期を逃さずに見られる可能性がありそうです。

今回のアンケートでは、見たことがない方が圧倒的多数でしたが、その中の多くの方はチャンスがあれば見てみたい、いつかは見てみたいと考えていることがわかりました。

ただ、地球温暖化の影響もあり流氷を見られる機会はどんどん減ってきているようです。「いつかは......」と思って渋っていると、チャンスをものにできないかもしれません。流氷を見られるツアーがあったら積極的に参加してみてはいかがでしょうか。では、見たことがない人も多くいる流氷の魅力について迫ってみましょう。

そもそも流氷とは?

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一般的に流氷と呼ばれている氷は海氷のことですが、専門用語では区別されています。

海氷が流れて海上を漂っている場合は流氷となり、海岸にくっついて動かない状態になると沿岸定着氷と呼ばれています。

そもそも流氷は氷でできているため、気温が下がりやすい北海道近海では氷が厚くなりやすく、時には30センチを超えることもあり、気象条件によっては数mの氷山のような状態になることもあります。

冬期間の北海道観光の目玉とも言える流氷はオホーツク海からやってきます。オホーツク海の海上から深さ50mほどまでは塩分濃度が低いのが特徴で、そのため凍りやすくなっています。

真水は0度で凍りますが海水は氷点下1.8度から凍り始めると言われています。オホーツク海は塩分濃度が低い分だけ凍り始める温度が高いのです。ただ、北海道沿岸部に来る流氷の量は減少健康にあります。100年前の半分とも言われるほどで、いずれは見られなくなるという予測もされています。

流氷クルーズで楽しむポイント!

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流氷クルーズには大きく分けると2種類のタイプがあります。

一つは船の先頭部分にスクリューが付いていて、それで流氷を割って突き進むタイプです。ガリガリと大きな音をたてながら流氷を割って氷の海を進んでいきます。

もう一つは船ごと氷の上に乗り、その重みを利用して流氷を割るタイプです。

船の推進力だけが頼りのため、一般的な船に比べてハイパワーなのが特徴です。

こちらの氷を砕く音はドカーンという音で、チャンスがあればそれぞれの違いを楽しむのも良さそうです。

どちらの船も流氷を割りながら進んで行くため、大迫力の光景を眺められますが、流氷もしっかりと見てみましょう。

もしかしたら、流氷の上に乗るアザラシや、希少種で天然記念物に指定されているオジロワシやオオワシを見られるかもしれません。

流氷とともに楽しめるバードウォッチング!

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冬の北海道で流氷とともに楽しめるバードウォッチングは迫力満点です。

「知床ネイチャークルーズ」では、たくさんのオジロワシやオオワシを見られるチャンスがあります。根室海峡や羅臼の海は流氷の密度が低く氷が薄くなっている場合が多くあり、鳥たちが海中の魚を捕獲しやすい環境が整っています。

そのため、毎年冬になるとオジロワシやオオワシが越冬するエリアになっているのです。数百羽にも及ぶ群れに遭遇するチャンスもあるといわれ、獲物を捕食する迫力満点のシーンは必見です。

時には獲物を争って鳥たちが激しく戦う姿を見られるなど、自然界の厳しさを目の当たりにできるのも楽しみの一つでしょう。

船に乗らなくても大丈夫!おすすめの流氷ビュースポット

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クルージングもいいけれど、船はちょっと苦手......。できれば陸から流氷を眺めたいという方におすすめなのがオホーツクタワーです。

地上3階建てのタワーはオホーツク海に突き出す形で建てられ、流氷の動きをばっちり観察できます。また、網走市の北にある能取岬も評判の高いビュースポットの一つです。

岬の先端にたどり着いた流氷は大自然の厳しさを感じさせてくれます。そして、世界自然遺産の知床にあるフレペの滝から眺める流氷もおすすめです。

行くのは大変なためトレッキングツアーへの参加がおすすめですが、凍りつく滝と流氷のどちらも楽しめます。

流氷をみるならツアーで参加がおすすめ!

北海道の流氷はぜひとも見てみたいと思うならツアー旅行への参加がおすすめです。ツアー旅行なら、目的地の観光だけでなく、それに付随する観光地も効率良く見て回ることが可能です。

たとえば、流氷砕氷船に乗れるツアーなら、SLの乗車体験や世界自然遺産の知床まで足を伸ばすコースがあり、流氷以外もしっかりと楽しめます。また、流氷観光をメインに、フリータイムもしっかりと用意されているプランなどもあります。

自分でスケジュールを組んで、あちこちに予約をするというのはなかなか大変なものですが、ツアーなら面倒な手続きは不要で楽しめます。

北海道の流氷観光はお早めに!

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年々減少傾向にある北海道の流氷は、将来的には増える可能性がある一方で、全く見られなくなる可能性もあります。

もしも北海道に流氷が来なくなれば、わざわざ海外まで見に行かなければなりません。そのため、できるだけ早めに北海道の流氷観光に出かけることをおすすめします。

その際は、予約の手間が少なく済み、料金も割安になるツアーを考えてみましょう。

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