日本の夏を思う存分楽しんでみない?夏休みにおすすめの国内旅行先3選!

夏休みはいつもの休みよりも少しだけ贅沢して国内旅行を楽しもうという人が増えます。
まとまった休みを使って、日常とは違うところで充実した休みを過ごしたいと思うからかもしれません。
しかし、同じ時期の国内旅行でも、日頃の疲れを取るためにのんびり過ごしたい人と、夏にしかできない遊びを満喫したい人とでは行き先が全く違ってくるはずです。
そこで、夏休みの国内旅行先を選ぶときのポイントやおすすめの旅行先などをご紹介します。

夏らしく?涼しく?国内旅行ならあなたはどっちの夏がいい?

南北に長い日本の場合、同じ7月~8月でも九州や沖縄と北海道では気候が全く違います。そのため、まずは夏らしさを存分に満喫するか、避暑地で涼しく過ごすかを考えましょう。
夏らしい気候の九州や沖縄では、暑い昼間の観光は熱中症などの注意が必要ですが、海水浴やマリンスポーツなどを楽しむならいい時期です。夜になっても温度が急激に下がることは少ないため、羽織るものを1枚用意しておけば、持ち物は少なくて済みそうです。
ただし、汗をかくことを考えて、タオルや着替えの枚数は余分に用意しておく必要があるかもしれません。
とはいえ、活動しやすい気温になる夜と暑い昼の時間をうまく使い分けて計画的に出かけるようにすると長時間楽しめるのが、九州や沖縄旅行のメリットです。
一方、涼しい北海道では、日頃の暑さで落ちた体力を回復させることができるので、暑さの苦手な人にぴったりです。
ただし、場所によっては夜になると気温がグンと下がります。風邪をひかないように夏物以外の衣服を用意しておくことも大事です。そのため、持ち物は九州や沖縄に行くときよりは多くなりそうですが、昼間は活動しやすい気温のため、有意義に時間を使って観光やアクティビティを行えるのはメリットと言えます。

夏休みの沖縄旅行がおすすめの理由が知りたい!

okinawa_diving3.jpg

一年中泳げるイメージのある沖縄ですが、やはりマリンスポーツを楽しむなら夏休みがおすすめです。
離島を含め、ダイビングやシュノーケリングなどサンゴ礁の海を満喫するなら、海水温が高い夏のほうが初めての人でも潜りやすくて安心です。
また、沖縄には夏だけ味わえる絶品グルメもあります。生の完熟マンゴーを使ったマンゴージュースや、獲れたてのスナックパイン、かき氷が乗っている沖縄ぜんざい、沖縄野菜がたっぷり入った冷麺などは、沖縄を訪れたらぜひ味わっておきたい夏季限定グルメです。
更に、沖縄と言えば独特の歴史をもっており、世界遺産「琉球王国のグスク及び関連遺産群」も見て回りたいところです。首里城では無料でガイドツアーに参加するのがおすすめです。
夏の沖縄の風物詩としてもうひとつ忘れてはいけないのがエイサーです。エイサーは旧暦のお盆の時期に行う念仏踊りのことで、いいタイミングで沖縄旅行を計画すれば、実際に踊っているところを見られるかもしれません。いろいろな踊り方があるので、あらかじめ基本を押さえておくようにすると楽しく見られるはずです。

関連記事:夏休みは沖縄旅行でガッツリ楽しもう!おすすめ情報はコチラ

夏休みの北海道旅行は観光スポットを絞るのがおすすめ

furano_lavender450-337.jpg

北海道は広大なため、一度の旅行で全体を見て回ろうと欲張るよりも、訪れる観光スポットをあらかじめ絞っておくのが効率的です。
例えば、夏休みの北海道旅行なら、札幌や函館といった比較的都会の町を選んで旅行するよりも、北海道らしい大自然を満喫できるスポットを選んで旅行したほうが満足感のある旅行になるのでおすすめです。
例えば、ユネスコ世界自然遺産の知床をトレッキングしたり、釧路湿原をカヌーで下ったりするのは夏にしかできない楽しみ方です。
また、富良野ではラベンダーやヒマワリが満開を迎えるのが夏です。スキー場のイメージが強いニセコでも、夏しかできないアトラクションがたくさんあるため、何をしたいか、どんなものが見たいか、そしてどんな旬の食べ物を味わいたいかといった目的を決めて、行き先を絞るようにしましょう。

関連記事:夏休みのおすすめは北海道旅行!日本の夏を涼しくすごそう

おすすめ!九州旅行は夏休みの長期旅行がマル

asa_daikanpo.jpg

九州は福岡県、佐賀県、長崎県、大分県、熊本県、宮崎県、鹿児島県の7つの県からなります。県が7つなのに九州と呼ばれるのは、五畿七道でいう西海道にあたり、それを構成していた国が9か国だったからです。
九州の県はそれぞれが隣接しているにも関わらず、県ごとの特徴がはっきりしています。例えば、福岡県は九州一の産業拠点で、歴史的に見ても最も古い時期から文化が栄えた土地そのため、他の県よりも都会的なイメージがあります。
佐賀県は産業の栄えた福岡県と、異国とのつながりがあった長崎を結ぶ要所にあった場所で、全国的にも有名な焼き物の産地になりました。弥生時代の遺跡・吉野ケ里遺跡があることでも知られています。
長崎県は江戸時代に唯一オランダや中国との交易が許された場所という特徴から、独特の異国情緒が感じられる県です。日本一長い海岸線と、たくさんの離島を持つ県という特徴もあります。
大分県は温泉が日本一多い県で、地熱の利用も進んでいる県です。
農業や林業も盛んなうえに、関サバ、関アジ、城下カレイといったブランド魚が獲れることでも知られています。
熊本は、世界最大級のカルデラを持つ阿蘇山が有名な自然の美しい県です。
宮崎県は農業と畜産業が盛んで、神話など伝説の舞台になっている風光明媚な場所も多い県です。
鹿児島は活火山の桜島と、ユネスコの世界自然遺産に登録された屋久島、ロケットの打ち上げや歴史の舞台として知られる種子島など、特徴ある離島が多いことで知られている県です。
このような特徴の全てを味わい尽くすためにも、夏休みは、長めに休みを取ってゆっくりと九州旅行するのがおすすめです。7県全部は無理でも、2~3県ずつ回って、それぞれのよさを感じて帰りましょう。

関連記事:夏休みは九州旅行がおすすめ!エリアによって楽しみ方いろいろ

夏休み中の旅行先で困ったことある?

003_5_1_R.png

【質問】

夏休みの旅行で困った経験はありますか?

【回答数】

ある:100
ない:50

調査地域:全国
調査対象:年齢不問・男女
調査期間:2017年02月22日~2017年02月27日
有効回答数:150サンプル

夏の旅行は案外困りごとが多い!

アンケートの結果、困った経験があるという人が全体の3分の2を占めました。困ったという人のコメントを抜粋すると次の通りです。

・子供がケガや病気(急な発熱)をした時に、知らない土地で病院もわからないので、アタフタした思い出があります。(40代/専業主婦・主夫/女性)

・子供が大きくなると部活や課外活動などでお盆のコアな時期しか休みが取れなくなり、なかなか思うような予定を立てられなくなりました。(40代/専業主婦・主夫/女性)

・親子4人で旅行するときに、ホテルの部屋を取るのがまず苦労します。お盆では、1部屋だけとれても、2部屋同時に予約できないことがあります。(40代/専業主婦・主夫/女性)

困りごとを経験している人の多くは、子ども連れで旅行をする家族のようです。
子どもの急な病気やケガのとき、知らない土地で苦労したという声が多く聞かれました。また、家族の人数が多いと、なかなか休みを合わせられなかったり、ギリギリまで予定が組めなかったりする点が大変だという意見も目立ちました。
一方、困った経験がないという人の回答は以下の通りです。

・小さい頃は夏休みになると家族4人で旅行に行くのが習慣になっていましたが、そんなに無理なプランも立てた事はないので困った経験はありません。(30代/パート・アルバイト/女性)

こちらも家族連れですが、困ったことがない理由は無理なプランを立てていないことが要因になっているようです。たしかに、綿密な計画をして想定されるリスクも事前に話し合っておけば困ることもなさそうです。

今回のアンケートでは、困った経験がある人が多数を占める結果になりました。
急な体調の変化や天候の悪化など、予定通りに行かない様子が見て取れます。夏休みのように旅行する人が集中する時期は、綿密な計画を立てて、早めに予約を済ませておくことが大事なのはわかっていても、思い通りにいかないのが夏休みの旅行のようです。

夏休みの旅行で困ったら?対処法を確認しておこう

夏休みに沖縄や九州地方へ行く場合は、台風や大雨による土砂災害などをチェックしておくことが必要です。
交通機関が乱れたり、道が通行止めになったりして予定通りに旅行できない場合もあります。できれば、天気が良くないときにはどうやって過ごすかといったことも前もって計画しておくと安心です。
北海道へ行く場合は、台風や大雨の心配が少なく、避暑地としてもおすすめですが、その分だけ夏でも涼しいことを忘れないようにしましょう。旅行する場所によっては、夏とは思えないほど寒くなる場合があります。体温調節がしやすい服装を準備していきましょう。
また、自然豊かな北海道を満喫するうえで気を付けなければならないのは野生動物と遭遇した時の対処法です。見た目がかわいくても、相手は野生生物です。慣れない人間が手を出すと、全力で抵抗して逃げようとします。
また、子どもの場合、近くに親がいる場合もあり、うかつに手を出すと、親が必死に取り戻そうとします。野生の動物出逢ったら、目をじっと合わせたうえで、背中を見せないように後ずさりでその場を去るようにしましょう。

まとめ

混み合いやすい夏休みの国内旅行でも、きちんと計画を練ればスムーズに旅行できます。なかなか予定が定まらない場合でも、キャンセルを見込んだうえで早めに予約を入れておくとホテルも交通機関も押さえやすくなります。
夏休みの旅行は、暑くなってきてからでは準備が間に合わないことも考えられます。まずは、まだ涼しいうちに夏休みはどう過ごしたいかを決め、早めに旅行先を絞るようにしましょう。そうすれば、後の予定が立てやすくなるでしょう。