沖縄でダイビングするならどの時期がおすすめ？
沖縄旅行の大きな楽しみの1つといえるのが「ダイビング」です。ウェットスーツを着用するダイビングは、1年中挑戦することができ、観光客から人気を集めています。しかし、ダイビングの経験がない方の中には、「ダイビングを楽しむために適したシーズンがいつなのか分からない」と疑問に思う方が多いことも事実です。
今回は、シーズンによって異なる海の特徴と、季節ごとに異なるダイビングの楽しみについてまとめてみました。
沖縄でダイビングするならいつがいい？
人気が高いダイビングですが、ダイビングの経験がない方が挑戦する際には、不安が多いでしょう。ダイビングをより楽しむために、適した時期はあるのでしょうか？アンケートを取ってみました。
【質問】
沖縄でダイビングするならいつがいいですか？
【回答数】
春：52
夏：90
秋：20
冬：12
調査地域：全国
調査対象：年齢不問・男女
調査期間：2017年01月27日～2017年02月02日
有効回答数：174サンプル
・他のシーズンと大差をつけて「夏」が1位！
まずは1位になった夏を支持するコメントについてご紹介します。
・春でもいいですが、やはり暑い夏の沖縄でするダイビングは気持ちがよさそうだからです。（30代／女性）
続いて2位にランクインした春を支持するコメントについてご紹介します。
・春は沖縄に行くのに旅行費が安い為、ダイビングや好きなことにお金をかけることができます（20代／女性／契約・派遣社員）
続いて3位にランクインした秋を支持する意見をご紹介します。
・冬と春はまだ少し寒さがあり、夏は暑すぎたり台風が上陸したりする可能性が高いので秋がベストだと思う。（20代／女性）
最後に、4位にランクインした冬を支持する意見についてご紹介します。
・冬でも沖縄は温かいと思うし、本州では冬は絶対入れない寒さだと思うので、沖縄の温かさを満喫したいから（40代／男性／会社員）
アンケートの結果、他のシーズンと得票数に大差をつけて1位に輝いたのは「夏」でした。沖縄の海でダイビングといえば、夏をイメージされる方も多いことから、圧倒的な人気を見せました。しかし、沖縄の海は1年間を通してダイビングを楽しむことができ、時期によって様々な表情を見せてくれることも魅力です。
今回は沖縄の海の魅力をシーズンごとご紹介していきます。
四季で変わる沖縄の海...その魅力を解説
写真提供：ブルーリーフ
春の沖縄の海では、沖縄に生息する珍しい魚たちの稚魚を観察することができます。沖縄の春は、海を彩る熱帯魚や、本州では見ることができない珍しい魚の稚魚を観察することができる貴重なチャンスでもあります。沖縄各地で海開きが行われるシーズンでもあるため、華やかなイベントの数々が開催されることも魅力です。海開きでは、沖縄の伝統芸能でもあるエイサーが披露されたり、音楽ライブが開催されたりと、観光客でも楽しみやすいイベントの数々が人気を集めています。
夏の沖縄の海は、1年の中でも鑑賞できる魚の品種が多いことが特徴です。水温も高く、初心者ダイバーでも安心してダイビングを楽しむことができます。
沖縄の秋、台風シーズンが過ぎ去った後の海は天候も安定し、ダイビングを楽しみやすいことも魅力です。秋の沖縄の海では、イソマグロやグルクマなどを観察することもできます。グルクマは、沿岸地域に生息しており、プランクトンを捕食するために口を開けながら回遊することが特徴です。イソマグロは、潮通しのよい海域を好み、数十匹の群れを成して生活しています。沖縄名では別名トカキンとも呼ばれており、成魚になると体長が2mを超える大型品種です。
冬の沖縄の海は、海の宝石と呼ばれる「ウミウシ」や、可愛らしい「クマノミ」の観察に適した季節です。ウミウシは、貝の仲間であり、産卵期にあたる冬のシーズンには、浅瀬に集まってくる特性があります。海水温度が低く、透明度が高い冬の海で、可愛らしいクマノミを鑑賞するのも良いでしょう。クマノミは警戒心が強いという特徴があるため、ダイバーの人数が少ない冬は鑑賞しやすいシーズンといえます。
また、冬の沖縄の海では「ザトウクジラ」と遭遇できるチャンスもあります。シベリア海域に生息するザトウクジラですが、冬場は海水温度が比較的暖かい沖縄の海で出産、子育てをすることが特徴です。
沖縄でダイビング！ベストな時期とは？
写真提供：ブルーリーフ
季節によって異なる沖縄の海の魅力ですが、ダイビングを始める方であれば「どの季節がダイビングに適している季節なのか分からない」と悩む方もいるのではないでしょうか。沖縄でダイビングをする際にベストといえるのが、5月中旬から7月中旬までの期間です。
ゴールデンウィーク明けから、夏休み・お盆休み前の期間にダイビングを楽しむことで、より多くの珍しい魚たちをじっくり鑑賞することができます。また夏の沖縄の海ではマンタと遭遇できる可能性もあります。マンタを鑑賞するためにダイビングに挑戦する方は多く、シーズンになるとマンタが出没するスポットは混雑する場合も多いです。観光客が少ない初夏のシーズンに沖縄でダイビングをすることによって、マンタとゆっくりと触れ合える、貴重なダイビング体験ができる可能性もあります。
また、10月下旬から11月上旬までの期間も、ダイビングに適したシーズンです。台風が多く上陸することで知られる沖縄ですが、ピークタイムが過ぎ去った10月下旬ごろは、天候が安定しており、水温が高いことも特徴です。夏のシーズンと比べると観光客が少ないこともあり、ゆったりとダイビングを楽しみやすい期間でもあります。
沖縄の海は1年間を通して楽しむことができますが、季節によって鑑賞できる生物は異なります。鑑賞したい海の生き物がいる場合は、その品種のピークシーズンや出没しやすいスポットを知っておくことも大切です。
季節によって異なる魅力を持つ沖縄の海
1年を通し、多くのダイバーから愛される沖縄の海を楽しむためには、季節によって移り変わる海の特徴や天候などを把握しておくことが重要です。鑑賞したい生き物がいる場合などは、あらかじめ遭遇できるスポットやピークシーズンを把握しておくこともポイントです。シーレジャーの中でも人気が高いダイビングを通し、沖縄の美しい海を思う存分楽しみましょう。