日本の北部に位置する北海道は、非常に厳しい寒さと豪雪・梅雨がないなどの特徴的な天候が有名だが、一方で日本有数の観光地としても名高い。
2005年に世界遺産に登録された知床や国の史跡である函館五稜郭、近年注目されている旭川から帯広に広がるガーデン街道など広大な敷地を持つ庭園も多く、挙げればキリがないほどに観光名所を有している。
そんな北海道だが、本州の中を移動するように簡単には行かず、交通手段には制限がかかる。逆を言えばその交通手段さえも観光に変わるのが北海道旅行の特徴とも言えるだろう。
そこで今回は、交通手段についてのアンケートを取ってみました。
アンケートの質問内容と結果は、下記の通りです。

【質問】北海道旅行、行くなら飛行機？それともフェリー？

【回答数】
飛行機:91
フェリー:9

飛行機を選ぶ人が圧倒的に多いという結果になり、フェリーを選ぶ人は一割にも満たなかった。飛行機を選んだ人の意見には以下のようなものがあります。
・一度フェリーで行ってみたいと思っているのですが、もしかしたら船酔いする可能性があるので、飛行機で一気に行きたいです。
・フェリーだと船酔いが心配です。
・フェリーは乗ったことがなく楽しそうですが、船酔いの心配があります。そして、折角の旅行で時間を大切にしたいので、早く着く飛行機で行きたいです。
・時間の面を考えて、飛行機を選びました。
飛行機を選ぶ理由は主に「フェリーでは船酔いが心配」という点と「時間の短縮のため」という二点にあるようです。前者はフェリーに乗ってみたいという気持ちがありつつ、船酔いの心配が捨てきれないという意見もいくつか寄せられている。

一方で、フェリーを選んだ人は以下のような理由を回答しています。
・飛行機だと海外旅行と大して変わらず、味気ないものに感じてしまうので、国内の中でも特に北海道ならフェリーの船旅の方が気分が落ち着く。
・フェリーの旅は寝心地がよく、のんびりと楽しむことができるし何と言ってもマイカーで北海道を回れるのがフェリーの魅力です。
・ゆっくりとした旅がしたいのでフェリーで行きたいと思います、フェリーでの出会いも楽しみの一つ思い出になるのではと思うので。
・船の旅を結構良いもので、海を眺めながらのんびりと行くのも良いかなと思ったからです。
フェリーを選ぶ理由で最も多かったのは「船旅をのんびり楽しみたい」というものだった。また乗り慣れた自家用車を運びマイカーで北海道を回れるのも大きな利点であるという指摘も見られた。

このアンケートでは北海道へ行くなら飛行機で、という人がフェリーよりも圧倒的に多い結果となった。
その大きな理由の一つに「船酔いが心配」というものがあり、その懸念がフェリーの利用を遠ざけているようである。しかし、フェリーの種類によっては揺れを防止する構造になっているものもあるようで、調べてみる価値はあるのではないだろうか。
北海道旅行の際には、飛行機とフェリー、それぞれの利点と注意点をよく踏まえた上で選ぶのがポイントと言えそうです。

■調査地域：全国
■調査対象：年齢不問・男女
■調査期間：2014年6月20日～6月30日
■有効回答数：100サンプル