北海道旅行は、美味しいグルメや季節ごとの楽しいイベントなど、楽しい要素がいっぱいです。
また、季節毎に広い北海道を観光客向けに運行されているリゾート列車や昔懐かしい蒸気機関車もいろいろ運行されていて、北海道を訪れる観光客を魅了しています。ユニークな特別列車があるため、鉄道マニアならずとも乗って見たいと思う人も多いはずです。
そこで、北海道旅行で乗ってみたい観光列車についてアンケートを取ってみました。
アンケートの質問内容と結果は、下記の通りです。

【質問】北海道旅行で乗ってみたい観光列車は？

【回答数】
旭山動物園号:38
ＳＬ冬の湿原号:30
ノロッコ号:21
オホーツクの風:11

イラストがかわいい！旭山動物園への観光列車はこどもに大人気！

旭山動物園へと観光客を運ぶ観光列車が最も数多くの回答を集めました。
「こどもが小さいので動物の絵が描かれた車体や、シートカバー、大きなぬいぐるみに喜びそう」
「こどもと一緒に楽しい時間が過ごせそうなので、ぜひ乗ってみたいです」
「３歳の息子が大の動物好きなので、絶対に大喜びすると思ったからで」
「旭山動物園に行ってみたいので。動物園号ってワクワクしますよね」
「動物が列車にプリントされていて、子連れだとこどももとても喜びそうだから」
この回答を見てみると、こどもたちが喜ぶからという理由が目立っています。
こどもがいる家庭で、北海道旅行へ出かけるなら、旭山動物園は外すことができない観光スポットのようです。
子供たちが大喜びする可愛い動物たちのイラストが、観光列車の側面いっぱいに描かれていたり、写真撮影用の動物たちのぬいぐるみがシートカバーになっている｢ハグハグシート｣など列車に乗った時から動物園に着くまでの過程もとても楽しいものとなることでしょう。

やっぱり見たい！あの湿原を巡る観光列車！

ラムサール条約に登録されており特別天然記念物の丹頂鶴が生息することで有名な釧路湿原を巡る「ＳＬ冬の湿原号」が二番目に多くの票を集めました。
「今ではSLを見る機会が少なくなってきましたので是非乗ってみたい観光列車です」
「やはりSLでしょうか。魅力的で情緒ある乗り物の一つです。SLで旅ができるなんて幸せですね」
「冬景色と丹頂鶴やエゾ鹿など自然の動物がまじかに見ることができそう」
「関東に住んでいると、まず辺り一面の雪景色のなかをさっそうと走るＳＬには会えません。冬の湿原を力走するＳＬに是非乗ってみたい」
「北海道の自然や味覚を楽しむなら、夏よりも冬の方がお勧め。雪の湿原に丹頂鶴やエゾ鹿などが現れると、スピードを緩めたり、止まってくれることもある。食べ物も秋に収穫したものが美味しく味わえるのは夏よりも冬」
この回答の理由として、今ではほとんど見ることがなくなってしまった蒸気機関車について、どこか懐かしい思いを抱いている人が多いことが伺われます。
また、雪に覆われた湿原をSL列車で走る情景に、なんとも言えないロマンチックな旅の情緒を刺激されるようです。これに加えて、北海道ならではの動物を、列車から眺めることを期待する声も聞かれました。

子供たちは旭山動物園！大人は湿原を走るＳＬ列車！でもユニークなノロッコ号もはずせません

この調査から、今や北海道を代表する人気観光スポットとなった旭山動物園号が一番人気であることがわかりました。こどものいる家庭から高い支持を得ていることと、列車に描かれている動物たちのイラストが大きなインパクトを与えていることがわかります。
二番目に回答の多かったＳＬ冬の湿原号については、ＳＬ列車がどこか懐かしい思いを抱かせることと、冬の雪の覆われた美しい景色と大自然の中に生きる動物を見ることができるという点が評価されているようです。
おもしろいネーミングのノロッコ号も旅の思い出になるでしょう、十勝岳連峰を眺めながらラベンダー畑を走る富良野美瑛ノロッコ号や車では入ることができない釧路湿原の中を走るくしろ湿原ノロッコ号、冬のオホーツク海に押し寄せる流氷を見ながら走る流氷ノロッコ号など、広い北海道を普通の列車よりゆっくり走るノロッコ号も北海道の鉄道の旅には欠かせない列車です。
いずれにせよ、非常に魅力的な列車であるため、北海道旅行の際には一度検討されてみてはいかがでしょうか。

■調査地域：全国
■調査対象：年齢不問・男女
■調査期間：2014年8月22日～9月16日
■有効回答数：100サンプル